#16 ついに完成。「希望のまち」竣工のご報告
「希望のまち」が、ついに竣工しました。

外観
物価高騰による入札不成立など幾多の苦難を乗り越え、2025年1月に着工した「希望のまち」の建築工事は、2026年8月31日に無事竣工を迎えました。設計監理の手塚建築研究所、施工の株式会社東建設の立会いのもと、引き渡しが行われましたことをご報告いたします。
全国からのべ1万人を超える皆さまが支え続けてくださったからこそ、この日を迎えることができました。心より深く感謝申し上げます。

2F中庭
書いていて、まだ少し現実感がありません。
2019年にこの構想をお伝えしてから、7年の歳月が流れました。この間、世界ではコロナ禍による孤立、相次ぐ災害や戦争が続き、資材価格の高騰や円安の影響で入札は不成立となり、着工の見通しが立たない時期もありました。正直に申し上げれば、当初の想定をはるかに超える困難の連続でした。それでも「絶対に諦めない」と歩みを進めることができたのは、寄付や温かい言葉で背中を押し続けてくださった全国の皆さまの存在があったからです。

3F廊下
実際に、建物に立ってみて
先日、私も完成した建物の中に立ってきました。
図面や工事中の写真で何度も見てきたはずなのに、目の前に立つと、思っていた以上の迫力と温もりがありました。中庭をぐるりと囲む木の回廊。夕方、日が落ちると建物全体がやさしく灯ります。

建物内で抱樸のスタッフの記念撮影
ここに人が集まり、一人ひとりの暮らしが始まるのだと、ようやく少しずつ実感がわいてきました。ここに来るたび、胸がいっぱいになり、泣きそうになります。夢のようです。
一方で、世界に目を向ければ戦争はまだ終わらず、国際情勢や経済も不安定なままです。物価高や生きづらさなど、簡単ではない時代が続いています。そんな大変な時代に、私たちは途方もなく大変な挑戦をしているのだと痛感することもあります。

2F食堂

救護施設居室
でも、だからこそ、今この場所が必要なのだと強く思うのです。
分断や孤立が深まり、「助けて」と言いにくい時代だからこそ、しんどいときに安心して「助けて」と言える場所が要る。「助けて」と言われたときに、そっと手をつなぎ直せる人がいる。誰も排除せず、壁をつくらない場所が必要だと信じて、私たちはここまで歩んでまいりました。
「希望のまち」は、まさにそういう《まち》にしていきます。この建物は、皆さま一人ひとりの願いと思いが形になったものです。改めて、心より感謝申し上げます。

希望のまち上空からの撮影
今後の予定・オープンスケジュール
これから什器の搬入や開設準備を進め、段階的にまちを開いていきます。
10月31日(土):地域内覧会・プレオープン
11月14日(土)・15日(日):希望のまち音楽祭 2026
12月:グランドオープン(救護施設などの制度事業開始)
この秋から冬にかけて、ぜひ新しく生まれたこのまちへ足をお運びください。
10/31(土)希望のまち 地域内覧会のご案内

12月の正式オープンに先立ち、地域の皆さまへのお披露目として内覧会を開催します。事前申し込みは不要です。ふらりとお気軽にお立ち寄りください。遠方からのご参加も大歓迎です。
日時:2026年10月31日(土)10:00〜14:00(お好きな時間にお越しいただけます)
場所:「希望のまち」(福岡県北九州市小倉北区神岳1丁目1-12)
内容:
アクセス:公共交通機関をご利用ください(西鉄バス「明和町」バス停から2分)。お車の場合は近隣のコインパーキングをご利用ください。
希望のまちを丸ごと舞台に。「希望のまち音楽祭 2026」
そして11月。まっさらな建物全体を開放し、丸ごと舞台にした音楽祭を開催します。
出演アーティスト(順不同・敬称略 / and more!)
11月14日(土)
Gotch(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
KOM_I+辰田翔
NOT WONK
ALKDO(Turtle Island Acoustic)
ビビㇺタ!
lee (asano+ryuhei)
石原海 presents 大衆の光
トリオ・ロス・ファンダンゴス
ANJI
生笑一座
ゴーイングホーム・トリオ
奥田知志
永井玲衣の哲学対話
山塚リキマル(紙芝居)
なかまの会カラオケ大会
11月15日(日)
寺尾紗穂
角銅真実
中川敬(SOUL FLOWER UNION)
Black Boboi
the hatch
テニスコーツ
森脇ひとみ合唱団
kirakira TV paradise
歌の帆Duo(三枝彩子×谷本仰)
eri
北山雅和
奥田知志
永井玲衣の哲学対話
山塚リキマル(紙芝居)
なかまの会カラオケ大会
音楽ライブはもちろん、哲学対話、合唱、映画、そして抱樸名物の「なかまの会カラオケ大会」まで。
困っている人とそうでない人を分けて壁をつくるのではなく、色んな事情を抱えた人もそうでない人も、地域の人も遠方からの旅人も、ごちゃまぜに混ざり合う。抱樸の活動のそばにはいつも歌や音楽がありました。「希望のまち」が目指すその温かな空気を、まずはこの2日間で体感していただけたら嬉しいです。
「完成した希望のまちを一度見てみたい」と思ってくださっている方にとっても、建物の中を自由に歩いて体感していただける貴重な機会となります。ぜひお越しください。
開催概要
日時:2026年11月14日(土)・15日(日) 13:00開演 / 20:00終演予定(12:30開場)
会場:希望のまち(福岡県北九州市小倉北区神岳1丁目1-12)
西鉄バス「明和町」バス停から2分定員:各日500名限定(オールスタンディング・一部ベンチあり)
チケット(Peatixにて発売中):https://kibou-music-fes.peatix.com
空間演出:遠藤治郎
音響演出:葛西敏彦
ポスターイラスト:黒田征太郎
題字・デザイン:石田愛実
10月31日の内覧会、11月の音楽祭、そして12月のグランドオープン。
この秋は、応援してくださった皆さまに「ぜひ来てください!」と伝え続ける日々になりそうです。
建物は完成しましたが、福祉としての本当のスタートはここからです。「希望のまち」のこれからの歩みも、温かく見守り、支えていただけましたら幸いです。

抱樸のマンスリーサポーターは、皆さまの温かい輪が広がり、もう少しで【 2,000人 】に達しようとしています。 「希望のまち」のこれからを共に創る仲間として、ぜひ継続的なご支援で背中を押していただけたら心強いです。何卒応援よろしくお願いいたします!
▼ 認定NPO法人 抱樸 マンスリーサポーターのご案内 https://www.houboku.net
<お問い合わせ> 認定NPO法人 抱樸 TEL:093-653-0779(平日 9:00〜17:00)/ メール:npo@houboku.net
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